うつ病が回復しているサイン10個

うつ病

1.焦らなくなる

 無理をするのをやめようと思えるようになることが回復への近道。
 
 どうせ病気なんだから何もできなくても不思議ではない。

 むしろ開き直ってしまいましょう。開き直るという言葉は、うつ病に関しては焦燥感がとれてよくなったサインです。

 病気だから、できなくても仕方がない、と考えられるのは、回復の第一歩。

2.部屋の片づけができる

 多くの人は回復してくると部屋の片づけをします。それは部屋の汚れが気になってくるからです。その時の注意としてはやり過ぎて具合が悪くならないように、少しずつ片づけをすること。

3.生活のリズムが安定する

 セロトニンは、生活のリズムをつくる。

 うつ病でセロトニンの分泌が減ってしまうと不規則な生活になりがちです。回復してくるとセロトニンが増えてくるので、1日中起きていられるようになります。空腹も感じるようになるので1日3食とれるようになります。

 自律神経の働きが整ってくるために、体調も良くなってきます。

4.現実感が出てくる

 うつ病の時は脳がきちんと働いていないので、頭の中でもやがかかったように感じます。そのため、何をしても現実感がありません。食事をしてもおいしくない。何をしても楽しくない。

 これらがなくなり、頭がスッキリして生きていることを実感してくるのが回復の大きなサインです。

5.心配が減る

 何事も悪い側面が思いついて不安になることがうつ病です。

 自分から心配事を探しているのように思われるくらい何でもかんでも心配になります。

 これはセロトニンが減って脳が警戒モードになっているのが原因です。

 なにがあってもなんとかなるさと思えるようになってくることが回復のサインです。

6.イライラしなくなる

 情緒が落ち着いてくるので、イライラしなくなります。

 うつ病が回復してくると、辛かった人間関係もスッキリしてきます。

7.薬を飲み忘れる

 調子が悪いときちんと薬を飲みますがよくなってくると薬のことを忘れるようになります。

 そこで勝手にやめてしまっては良くないのですが、これは辛い気持ちが消えたため、病気のことを忘れられるようになったサインでもあるのです。

 同時に薬を減らすタイミングでもあるので主治医と相談しましょう。

8.外出できるようになる

 うつ病の時は人と会いたくないし、人ごみの中を歩くだけで気分が悪くなります。家でじっとしていることが嫌だった人でも、家で1日中過ごすことが増えます。

 そのため、友人とランチに出かけた。スーパーに行っても疲れなくなったと感じらるようになっているのはうつ病がよくなっているのです。

9.エンタメを楽しめる

 集中力が回復してくるので動画や音楽などのエンタメも楽しめるようになります。

 具合が悪いときは動画を少し見ただけで疲れてしまったり、音楽が雑音にしか聞こえません。

 自分からあの番組が見たいな、あの曲が聞きたいなと思えるようになってきたら相当回復しているということです。

10.ひまを感じる

 最初に話しましたが、早く仕事に戻らねばと思ってしまうのが症状です。

 こう思っている限りは仕事を再開するべきではありません。

 働き始めてもすぐに具合が悪くなります。

 むしろ、仕事に戻るタイミングは「ひまだな」と感じるようになった時です。

 ひまを感じてきたのは、焦燥感や緊張感が取れてきたからです。

 休んでいることに飽きた、やることがないと感じることはうつ病がよくなっているサインです。

まとめ

 うつ病からの回復は風邪の様に1~2週間とはいきません。神経の回復はとてもゆっくりで休職してから1年以上もかかることもたくさんいます。なかなか良くならないと焦るのではなく、1ヶ月前よりもよくなっている。去年の今頃よりも元気だ。このような感じで、数か月前や数年前の自分と比べるくらいがちょうどいいです。

 療養が長くなってくるとこんな過ごし方で良いのかなと感じる人もいますが、今回紹介したようなサインを感じたら確実に前進していることを自覚してみてください。

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