うつ病はだれでもなる病気
少し昔までうつ病と性格には関係があるといわれていた時期がありましたが、今では否定されています。しかし、「完全主義」や「完了主義」の人はうつ病をこじらせやすい傾向があります。
そのため、この2つの主義を修正することがうつ病の改善に繋がることもあります。
1.気持ちや体調に素直になる
・疲れているときは休む
・やりたくないことはやらない
・できないことは断る
思い通りにならないことは、完全主義の人にとって最も苦手なこと。
しかし、病気になってしまったらできなくて当たり前です。
「闘うよりも開き直ったほうがうつ病の回復は早くなるもの」
2.良いところだけを見て自分を評価する
うつ病のどれだけよくなったのかは評価が難しい病気です。
心の病気は血液検査などでよくなったのかをみることができないので、生活を見るしかないのです。
そのため、自分で評価するしか方法がないのが現状です。
その評価には「加点方式」と「減点方式」の2つがあります。
・加点方式…できた分だけ点数をつけていくもの。長所が目立つ。
・減点方式…最初の持ち点からミスのたびに減点さていくもの。短所が目立つ。
うつ病の人は減点方式で自分を評価して落ち込む傾向がある。
減点方式で自分を評価してはいけない!
うつ病の回復は、ゆっくり月単位くらいのペースなので、毎日では大きな変化はありません。
3.困ったら「まぁ、いいか」と考える
何かうまくいかなかった時は、考え込まず「まぁ、いいか」とそれ以上考え込まないようにできるようになることが、うつ病をよくなっていくことに必要になる。脳のセロトニンが増えることで自然と「まぁ、いいか」と考えられるようになります。
困ったらときに「まぁ、いいか」と思えるようになるかがうつ病回復の本質とも言えます。
4.60%主義
今の世の中では「何に対しても一生懸命」「全力投球する」などがよいことのように言われますが、これも「完全主義の1つ」です。
うつ病を経験しているのでしたら、何事も60%主義になりましょう。
うつ病になるような人の多くは真面目で一生懸命の方が多く、そのような人は手を抜いて100%。不真面目で60%ほどなので、何事も60%主義で取り組みましょう。
これは怠けではありません。頑張っているけれども、余裕もあるという感じです。
今日やらなくていいことは別の日にやる。
このことで毎日に余力を残す生活をします。
その分こころを落ちるかせる時間を作ります。
5.人と比べない
完全主義の人は、他人と比べる傾向があります。
自分なりに頑張っていれば満足できるのではなく、ほかの人が自分よりもより結果を出しているのであれば、「自分は頑張っていない」「努力不足」と思ってしまう。
まとめ
・完全主義がうつ病に悪影響であることを意識する
・何かをやりすぎていないか、こだわりすぎていないか